亡くしてから思い出してみた モノクロの掛け時計と さよならの後の帰路 突然の別れ。最後の言葉 「明日待ってるね。」と 頷いた僕、電話片手に。 会いたい… あなた何思い瞳閉じた？ それだけはあなたが知ってる。 僕の声だけにあなたは気付いた、 細い線が僅かに波打つ。 一筋の涙光る、 皺老いた祖父の手。 そっと重ねた僕の手は あなたより大きくなってたよね 亡くしてから 大事にしたかったなんて さよならの後に気付いた 忘れ物みたいだね 突然の知らせ、迷子の僕は 「まだ待っていてね。」と いつもより深い胸の刻みが しだいに… あなたが纏う無数の管は、 並列線原色のプラグ 引き止めた、もう少しだけと 僕は、僅かな時を今更惜しんで 今は届かないよ。だって、 あなた死んじゃったから いっぱいの愛がうれしかった。 好きだった。ごめんね、 それだけ。 花束に「ごめんね」を添えて、 冷たいあなたの身を 鮮やかに彩り見送った 僕の知らない場所へと 戻らないなら僕の中から 楽しい思い出も全部 消してと呟いたの、 あなたそれを聞いてた ほこり被ってる 写真一枚淵の黄色、 日が昇り沈む下の影を著し あなたの背広 唯一残した香りさえ、 やわらかな四季の風に運ばれ 消えてゆく、何もかもが。 色褪せ、運ばれ、 記憶はモノクロ お願いこれ以上… 僕の中から消えていかないで。 数えた期旋と思知、把稚 なぜか遠く感じ 夢の中にまであなたの姿 見えない。 [先頭ﾍﾟｰｼﾞを開く] [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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