1/4page 私ミーティアは物音で目が覚めてしまい音の原因を追いかけていただけだ。 するとエイトがあのルナと一緒に… 涙がこぼれていることも構わずただ茫然と立ち尽くしていた。 だからきっとすぐ近くに迫っていた魔の気配に気付けなかったんだろう。 スッと腕が伸びてきたかと思えば首を絞められ喉元にナイフを突きつけられる。 「きゃ……!」 「動かないで下さいね…」 低くて甘い男の声。 耳元で囁かれて驚かないわけがない。 突きつけられているそのナイフは、よく見ると切れ味鋭いアサシンダガーだった。 首を動かせない状態で相手について分かることと言えば水色の髪で眼鏡をしているということくらいだろうか。 フレームが星の瞬きを反射してキラリと光る。 「…来てもらいましょうか。」 「嫌です!離して!」 もがきながらも目はエイトたちから離れない。 いや、離せないの方が正しいかもしれない。 もがいたことでアサシンダガーが首と擦れる。 「痛っ…」 赤い液体が首筋を伝う。 「ほら、そうやって暴れるから怪我するんですよ…これ以上抵抗するならこの場であなたを殺しますよ?」 「…なぜ私が…」 「なぜ?それは愚問というものでしょう。まぁ来てくれれば分かります。…さあ…」 「…分かりました。エイトたちには手を出さないで下さいね?」 相手が頷くのを確認する前に、急激な睡魔に襲われてその場に倒れ込む。 「…ラリホー……かけま…した…わね……?」 崩れ落ちたミーティアを抱き止め、男は不敵に笑った。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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