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私にはまだすることがある。
学校の近くの公園に入る。
トイレに駆け込む。
これで学校の私、つまり表の私は終わり。
今からは普段の私、つまり裏の私になる。
右目を隠して、枷を外す。
隠していた力が沸き上がってくる。
魔力を校門まで飛ばして、エイトとミーティアを探す。
…いた。
2人とも一緒に校門から出てきた。
でも…
2人の他にあと1人…
なに、この女子。
もしかしてゼシカ？
体型がすごくいいし、何よりククールが言っていた特徴とこの女子の特徴がほぼ同じだ。
ゼシカ…腕のいい魔法使いなのね。
少々厄介なことになりそうだ。
3人の家の場所がつかめたところで、私も家に帰る。
制服を脱ぎ捨てる。
家では一応1人暮らし。
まあ父は魔族だから仕方ない。
母は…
事故で死んだ。
…ってことになってるけど実は、
父が喰らった。
血を啜った。
私を産んで弱っている母を…
おかげで私は人間としては生きられない。
特に今日みたいに夜が暇なときはいつもこう思う。
…お父さんのせいで私は人間として生きられないんだ、と。
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