天から舞い降りた死神
#04 慣れない生活
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この学校に転入して3週間経った。
3週間経ったものの、こんな生活には到底慣れそうにもない。
第一に私にはヒトの知識なんていらないんだし。
いつも魔力で周りのヒトの答えを拾ってくる。
ククールは頭がいいらしく、彼から拾ってくればよっぽどのことがない限り間違えない。

最近は、やたらホームルームが多い。

「あのさぁ、最近やたらホームルーム多いけど、なんか行事でもあるの?」
「そうそう、文化祭だよー。」
「オレらの学校は文化祭やる時期が早いんだぜ。ルナ、知ってたか?」
「ううん、知らなかったー。」

文化祭、かぁ…
うまくやればエイトと接触出来るだろうか。

キーンコーンカーンコーン

だるいホームルームが始まった。

話し合いは勝手に進んでいく。
エイトの始末のことを考えているとホームルームはすぐに終わった。

放課後。

「ねぇ、ククール。」
「ん?なんだルナ。」
「あのさぁ、文化祭一緒にまわる人とか見つけた?」
「一応な。」
「誰とまわるの?」
「ゼシカとミーティアとエイトとヤンガス。」
「…あのさ、そこに私が加わったらダメ?」
「別にかまわねぇよ。」
「ホントに!?」
「あぁ、そういうことなら話は俺が通しておく。」
「ありがと、ククール。それじゃあ、私はそろそろ帰るね。」
「おう。」

よし。
これで文化祭はなんとかなりそうだ。
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